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穏やかな暮らし
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成長戦略と戦略的撤退

ビジネスにおいて、事業の拡大を基本として成長戦略を描く場合、内容は派手で事業数字(売上や利益)は右肩上がりのビジョンを描く傾向となり、チームの士気も高くなります。

一方で撤退戦略は、あまり経験したくない大仕事です。

まず、メンバーの士気は低い

撤退事業は基本的に赤字部門なので社内での評価も低く、メンバーは「窓際部門。。。」という感じで、熱量は低いのが普通です。

「戦略的」と言っても最終目標が事業の撤退であり、売上を伸ばすことがプラス評価になり難く、評価指標が一般と背反します。

また、「被害を最小にして撤退する」という意味からは、「他部門の優秀な社内リソースを使う」のは困難で、撤退部門のメンバーにかかる負担は多くなりがちです。

撤退戦略とは、顧客になるべく迷惑をかけず悪い印象を与えずに、願わくば今後何かご縁があれば取引を再開していただく関係を保ちつつ撤退する、難事業と言えます。

負けたので撤退するのであり、撤退が歴史に華々しく残る場合は、負け組から勝ち組への大逆転があった場合で、それは極まれなケースです。
日本史としては、浅井長政の裏切りにより窮地に陥った織田信長と本軍を逃がすべく、羽柴秀吉・明智光秀・徳川家康がシンガリとして朝倉勢に立ち向かった「金ケ崎の退き口」
世界史では、ナポレオン率いるフランス軍を、ロシア軍が戦略退却によってロシア領の奥深く引きずり込み、焦土戦術によって食料の補給を断ち、苦戦の末に勝利した「祖国戦争」が有名です。
この二つは最終的に勝利したから歴史に刻まれているのであり、逆転することなく滅びていった無数の敗者闇に沈んでいます。

私たちは生まれてから或る年齢まで、成長・拡大路線で生きています。英語で表現すると、例えば、「Enlarging(エンラージング)」というニュアンスです。

これに対して成長が止まり、会社員生活での役職定年や定年退職を契機に、第一線から退いていくとか、坂を下りていくニュアンスは、人生における「撤退戦」と言えます。

先述の通り、「撤退戦」『難事業』であり、成功させるためには明確な『戦略』が必要です。

今回は、エヌ氏人生の撤退戦に対する戦略、つまり「Downsizing(ダウンサイジング)」について語って貰います。

『ダウンサイジング』という戦略

人間は、身長は約50cm体重は約3000グラム前後で生まれてきますが、その後、基本的に身体は20歳くらいまで右肩上がりで成長していきます。

身体に続き、知識右肩上がりで獲得していき、年齢と共に経験右肩上がりで増加していきます。

人生において何らかの挫折を味わった場合、右肩上がり停滞したり、右肩下がりになることもありますが、漠然と右肩上がりが続くのが当然と、多少の不安を抱えながらも、毎日を過ごしている人が多いのではないでしょうか?

こうして大過なく過ごしてきた多くの人が、いろいろな『定年』を契機に、知識として分かっていた事ですが、右肩下がりの現実に直面して慌て驚くことが多いそうです。

今まで、多少の浮き沈みはあったとしても、状況が好転する可能性があれば希望も持てますが、『定年』以降は、状況が好転する要素は、ほぼ、ありません。

収入は、再就職しても激減しますし、働ける期間は、働く意欲との相関関係もありますが限定されます。
年金収入だけでは『老後2,000万円不足』問題が重くのしかかってきます。

定年退職した当面は、「少しユックリしたい」と、ほぼ全員が思うそうですが、毎朝起きて行くところが無いやることが無いという生活は、やがて虚無感に飲み込まれてしまい、「老人鬱」が心配です。

会社で役員や部・課長等の肩書を持ち、組織の長として活躍していた人は、肩書のない生活に、丸裸で戦場に降り立った様な喪失感、恐怖感を覚えるそうです。

「Downsizing(ダウンサイジング)」は、右肩下がりが継続し、やがて「0(ゼロ=死)」に向かうシニアライフにおいて、人生の『戦略的撤退』を叶える基本戦略と言えます。

定年時に幸運にも多額の資産を蓄えていても、生活費の足しとして徐々に資産が減っていくのは、「長生きリスク」を考えると不安は増大します。

ましてや、諸般の事情により資産の貯えが多くない場合は、不安は老後の生活に重くのしかかる事になります。

生きていくインフラ「衣食住」であり、インフラを維持していくには「お金」が必要ですので、先ずは「お金」について心配を少なくする意味で、ダウンサイジングを行う必要があるのです。

現役時代の生活費をダウンサイジングする

現役時代生活費として35万円~40万円ほど使っていた人が、定年になったら20万円で生活していこうと決意しても、これは無理です。

先ずは、毎月の生活費に関して家計簿をつけて、支出の内容を見直して、無理のない範囲で固定費を削減していく事が一番目の戦術となります。

この戦いに立ち向かう武器は、何度も紹介していますがフリーの家計簿アプリ『MoneyForwardME』です。

無料で10口座(銀行やクレジットカード口座等)の連携が出来ます。
メリットがあると判断したら、使用料が年間5,300円=442円/月(税込み)月払いであれば480円/月(税込み)口座連携が無制限プレミアムサービスの購入を、お勧めします。

先ずは、家計ダウンサイジングし、「長生きリスク」に対する基本対策を講じて「お金」不安を軽減します。

次のステップとして、他人から与えられた「肩書」を離れ、かけ替えのない自分自身を唯一無二の「特別な存在」として、やりたい事をやり、やがては「0(ゼロ)」になる。

貸し借り無しに綺麗に人生を終える。

エヌ氏は、これからの右肩下がりの時間を、「ダウンサイジング」基本戦略として、生きていこうと決めて実行し始めてから、何故かしら毎日『心穏やかな暮らし』になってきたそうです。

⇒節約からの投資戦略 豊かなシニアライフ エヌ氏の場合

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