コツ3 ショートパットは真っすぐ構えるのが大事
ゴルフのパットにおける方向性は、米国ゴルフ界の権威であるデイブ・ペルツ博士によると、80対20の割合で、パターの向きが重要との調査結果が出ています。
つまり、狙った方向にパターを正確に合わせる(80%)のが第一で、その次に真っすぐにスイング(20%)することを練習します。
狙った方向にパターを合わせるには、パターのフィッティングをすることをお勧めします。人間は顔の全面に目がついているので、真っすぐ向いて方向を合わせるのは大丈夫ですが、パッティングの時の様に、左を向いて構えると、どうしても錯覚により右を向いたり、左を向いたりしてしまいがちです。
そして、これは当然ですが、本人は「錯覚」に気づきません。
テレビのゴルフ番組で、往年の賞金王であるハワイ出身のデビット・イシイ選手が行っていたパットのルーティンを見ていて度肝を抜かれたのは、パターの合わせ方です。
デビット・イシイ選手は、ボールの後ろに立ち、パターを立てて置いて方向を合わせ、そのまま左手でパターを固定したまま自分が回り込み、パターの方向を変えないように注意してアドレスに入り、パッティングしていました。そして何度も一発でカップインしていました。
これは、デイブ・ペルツ博士の提言を、プロが分かりやすい形で、素直に採用している実例です。
パターのフィッティングを受ける事や、レーザー練習機の導入をお勧めする理由がこれです。
コツ4 真っすぐスイングする練習
デイブ・ペルツ博士の唱える、80対20の法則に従い、80%の方の改善取り組みをした後に、いよいよ残りの20%の改善に取り組みます。
この20%の改善は、かなり厄介で、相応の努力を必要としますので、アマチュアゴルファーとして週末を仲間とワイワイ楽しみたいレベルでは必要ないかもしれません。
ベルギーで出会ったパット名人のM氏は、特にショートパット(5~3ヤード以内)で変な打ち方をしていました。この打ち方が、M氏の特徴と言えるものでした。
スタンスは広めに構えます。両ひざは少し外向きで、ガニ股気味です。腕やヒジを5角形に構え(故 杉原輝雄氏を想像して下さい)、ユックリとラインをなぞる様にボールを押し出していきます。
こういう打ち方は、マネしてもなかなか出来ません。
パター上達に関する本で、木組みの人形を作って、これと同じスイングが出来る様に実験していましたが、結論として、人間の骨格では、或る特殊な動き方をしないと、普通では再現できないとありました。
何回もトライした結果、M氏のショートパットのスイングは諦め、ショートパットについては、山口信吾氏の「普通のサラリーマンが2年でシングルになるための18の練習法」にある、『究極の振り子スイング』を参考にするのが良いと思っています。
コツ5 ボールがカップに入る入口を見つける
アマチュアゴルファーとしてパット名人になる最後のコツは、ボールがカップに入る入口を見つけるコツです。
比較的真っすぐなライン(ゴルフ場のグリーン上には真っ平なラインはありません)であれば、ボールの入り口はカップの一番手前となりますが、グリーンには必ず傾斜があり、入り口は傾斜により変わります。
もちろん、パッティングの強弱や、芝目や硬さなどにより転がりは微妙に変わりますので、直観的な調整は必要ですが、アマチュアレベルであれば、入り口を見つけてしまえば、カップそのものはボールの約3倍の間口があるので、多少は誤差の範囲で何とかなります。
この入り口を見つける前提として、傾斜の具合を確認する必要があり、その為の手法として手をかざす「エイミング法」や、渋野日向子がボールとカップの間に両足を少し広げて立つ仕草などがあると思います。他にも各ゴルファーがいろいろな工夫をしている様子は、ゴルフ観戦での楽しみの一つです。
5つ目のコツは、1~4のコツを習得した後に効果を発揮しますので、先ずは、1~4を試してみながら、平均パット数を下げて、仕上げとして取り組むのが良いと思います。
トータルパット数が30前後、平均パット数が1.7前後になれば、『パット名人』は無理でも、『パットの上手い人』と言われ、グリーン上の『オリンピック』でも敗者になる確率は大幅に減ります。
今回は以上です。最後まで見てくれた方、ありがとうございます。
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