ゴルフ練習場で、よく見かける風景として、一打席使って練習しているカップルで、彼氏の練習に付いてきた彼女が、初めてクラブを振って「ゴルフ初体験」という微笑ましい風景です。
この風景と対照的なのが、ご夫婦(?)が練習していて、多くの場合、ご主人が奥様に指導している風景で、最初は良いのですが、徐々に雰囲気が険悪になっていき、最後は喧嘩になってしまうか、奥様が黙り込んでしまう風景です(ご主人が黙り込む場合も偶にありますが。。。)
カップルの場合はデートの延長ですが、ご夫婦の場合は、何とか上達してもらい一緒にゴルフをしたい。。。という、ご夫婦の真剣さが、溝を深めてしまうという悲劇です。
ゴルフ練習に限らず、人に何かを教えたり、何かを理解してもらうというのは、なかなか難しいものですが、「ある事を前提」として対応すれば比較的スムースに進めることが出来て、しかも洋の東西を問わないという、ちょっとしたコツについてエヌ氏が語ります。
文系と理系の見分け方について
或る日、エヌ氏は従兄と、自分たちの子供たちの将来について、何の気は無しに会話していました。
会話の中で、エヌ氏の二人の子供(長男と次男)の進路について、「長男は理系の大学に行きそうで、次男は文系に進むようだが、実際のところ進路が適しているのか? どうか分からない」と話したところ、従兄が即答で「適している」と答えたことから、理系と文系の違いについての話になりました。
エヌ氏は漠然と、理系の教科が得意な生徒が理系に、文系が得意な生徒が文系を進路に選らぶと思っていましたが、従兄に言わせると「明確」という事でした。
結論から言うと、物の考え方で理系と文系が分かれるという事です。
何か事象があったとして、事象から何らかの関係性や公式を考える。そして、似たような事象があった場合、導き出した関係性や公式で他の事象も解決しようと考えるのが理系。理系にとっては、事象ごとに細かい違いを覚える必要が無いので、この方が楽と考える。
同様な場合、いろいろな事象を記憶して、その記憶のパターンから似たものを選択し、その解決策を流用して似た事象を解決しようと考えるのが文系。文系にとっては、関係性や公式を考える必要がなく、この方が楽と考える。
つまり、教科の得意・不得意で文系と理系が決まるのではなく、理系か文系かによって得意・不得意の教科が決まるという事です。
これって、当然と思っている方が多いのか少ないのか?
それとも、成程と思われる方が多いのか少ないのか?
エヌ氏は「なるほど」と思った方で、その後、いろいろな人に確認しましたが、エヌ氏と同様に感じた人が多数という事でした。
男女の違いについて
脳科学の発達・発展と共に、男女の違いの不思議について、これまでの経験や統計的なアプローチに加えて、医学的や心理学的なアプローチが加わり、いわゆる『腑に落ちる』ことが多くなってきています。
例えば、女子特有の「井戸端会議」について、男子にとっては不思議な光景です。
オフィスでランチタイムに見かける風景が、まさに「井戸端会議」で「洗濯物」の代わりに「お昼ご飯」を持ち寄って話に花が咲きます。
大昔、男子達が狩猟に出かけて留守にしている間、残った女子たちは洞窟で囲炉裏を囲みながら、協力して子供を育て、群れを守った習慣の名残りと言われるのが「井戸端会議」です。
最近では、「公園デビュー」も、女子特有の生活文化と思われます。
洞窟で囲炉裏を囲んでいる女子の群れの中に、如何にスムースに溶け込んでいくかが、集団生活の中で生き残っていく鍵なので、大変重要なセレモニーになります。
裏返しで、女子から見ると男子の行動も不思議な光景として映っていると思います(男子も女子も、女子(母親)から産まれ、女子が子供を主に育てていく過程から、男子は女子(お釈迦様)の手のひらに乗っている「孫悟空」なのは間違いありませんが。。。)
エヌ氏の結論として、物の考え方や感じ方には、男女の違いがあるという事に、多くの人が同意するのは間違いないという事です。
理系男子、文系男子、理系女子、文系女子の割合について
しっかりと統計を取った訳ではありませんが、エヌ氏が生きてきた60年間を通して考えてみると、4つのタイプの人口比は、理系男子40%、文系男子10%、理系女子10%、文系女子40%くらいの割合ではないかという事です(もちろん独断です)。
大学の文学部を考えてみると、確かに男子学生の割合は10%くらいという記憶があります。工学部ですと、女子学生の割合は、やはり10%くらいでしょうか?
何となく、理解できる数字と思えます。。。もっとも、人口の中で文系と理系が半々と仮定しての話ですが。。。
理系男子と文系男子への指導方法の違いについて
エヌ氏によると、部下や子供に何かを教える場合、理系と文系の違いを意識するとスムースに進むそうです。
理系男子に教える場合、何故そうなり、何故そう対策するのかを順序だてて説明していけば理解が早く、理解した後は、例え少し事象が違っていても、応用が効くそうです。
文系男子に教える場合は、こういう事象の時は、こう対応すると効果的という解決策を示すと理解が早く、直ぐに行動して解決が早いそうです。
応用が効くかどうかは、経験や知識(認識したパターンの多さ)がものをいうとの事です。
これは、顧客対応でも応用できるそうで、理系の顧客には理系の思考にあった提案や説明を心掛けると商談が成功する確率が上がる様です。
つまり、データを交えながら、分かりやすい資料を使って、論理的に説明します。重要なのは、論理的思考の経路(道筋)です。
経路さへ合っていれば、内容に多少の意義があっても、話し合いながら商談が進んでいくことになりますが、経路が紆余曲折すると、どれほどデータが豊富でも商談がまとまらないケースが増えます。
文系の顧客には、論理的思考による説明は基本ですが、データにより商談の成否が作用されるケースが増えます。
この理系と文系の違いに、男子と女子の違いを掛け合わせ、理系男子向けの対応とか、文系女子向けの対応を心掛けると、意外にスムースに事が運ぶから不思議という、エヌ氏の感想です。
理系と文系による職種の違いについて
エヌ氏によれば、仕事についても同様で、理系と文系の違いにより適職が決まるそうです。
例えばグラフィックデザイナー。
文系の人が多く、女子も多い職種です。グラフィックデザイナーのオフィスに行くと、書棚には、いろいろなデザインの本(広告やロゴタイプの年鑑や専門書など)が沢山あります。
パターン認識の多さがモノを言うのかも知れません。
例えばWEBデザイナー。
理系の人が多く、男子も女子も就いている職種です。
同じデザイナーという名前が付きますが、明確に、理系に向いた仕事です。
二つの違いは、
グラフィックデザインは表面に現れたデザインが全てです。その裏には文化や才能や経験はありますが、付加価値として出てくるものです。
WEBデザインは、表面にデザインを表すために、プログラムをする必要があります。表面が同じデザインでも、裏で動くプログラムの優劣が全てです。
プログラムがシンプルで美しくないと、制作に時間が掛かり、動きも悪く、評価は低くなり、仕事が継続しません。
WEBデザイナーは理系の職種で、有能な女子のWEBデザイナーは、理系女子です。
エヌ氏の部下に、他部署の上司が持て余す女子のWEBデザイナーが入ってきたそうですが、「理系」の「女子」として対応したところ、良く働くスタッフとして今は助かっているとのこと。ちなみに、その女子は、自分は「文系」と思っていたとの事です。。。
以上の理系・文系、男子・女子の事情は、エヌ氏がベルギーで働いていた時の経験から言っても同じで、洋の東西を問わず、同じと思われるという事でした。
職場や仕事で、人付き合いで思うところのある方は、簡単な方法なので、是非とも一度試してみては如何でしょうか?
意外と、役に立ちますよ!
ゴルフを夫婦で楽しむコツについて
冒頭の話に戻りますが、夫婦で同じ趣味を持つことは、豊かなシニアライフを過ごす上で非常に重要な要素と思います。
自宅で一緒に過ごす時間が多くなると、夫婦喧嘩が増えるそうで、シニアライフにとって余り良くないと聞きますが、ゴルフを共通の趣味にすると、一緒に過ごす時間が増えますが、話題も増えて、大変具合が良いとエヌ氏は言います。
奥様が文系女子であれば、ご主人が奥様を教えるという愚策は取らず、ゴルフスクールに笑顔で送り出すのが最善です。
奥様はインストラクターから技術を教わり、ゴルフ仲間を井戸端会議から増やし、そつなくゴルフデビューを果たしてくれます。
奥様から何かゴルフについて聞かれたら、冒頭のご主人の様に理屈は言わず、やってみせるのがコツです。パターンを見せるという事です。
奥様が理系女子であれば、理系のご主人が普通に教えてもOKですが、ほめてほめてほめるのがコツです。褒めて伸ばすのだそうです。
ただし、エヌ氏なら、理系女子でもゴルフスクールに入れてしまうそうですが。。。
今回は以上です。最後まで見てくれた方、ありがとうございます。
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