節約からの投資という戦略 豊かなシニアライフ エヌ氏の場合

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60歳定年を目前に控えた、ある日のエヌ氏

60歳のエヌ氏は、定年を直近に控え、定年退職後の生活をボンヤリと考えていました。

自由な時間が出来たら、何をやろうか? 取り合えずノンビリしたい。趣味のゴルフを好きなだけやりたい。苦労を共にした細君と国内外へ旅行にも行きたい。読書や映画鑑賞も、翌朝の起床時間を気にせず堪能したい。。。その他にも。。。

エヌ氏は大学を卒業して社会人になって以来、仕事一筋のビジネス戦士で、稼ぎ担当。
結婚してからは、家計は細君が担当していて、エヌ氏はノータッチで30年間を過ごしてきました。マネーリテラシーは、会社関係の損益計算書を議論できる程度で、家計の事は「一切知らず」という状態。

テレビのニュース番組で、『老後2,000万円問題』が話題になっていた頃に、「はて、我が家は、どうなのかな?」と気になり、細君に家計の現状を尋ねたところ、「どうかな?」と言われたそうです。

しつこく聞くのも如何なものか?という空気を感じたので、その場はやり過ごしましたが(賢明な判断と同意)、どうも『老後2,000万円問題』の内容を細君が理解しているとは思えない雰囲気があり、差し迫るシニアライフに漠然とした不安を感じた事が、エヌ氏が『シニアライフ戦略』を考え始めた発端という事でした。

普通であれば、かなり遅きに失した(手遅れ?)感のあるタイミングにも関わらず、小学生程度のマネーリテラシーを向上させながら、身近な生活を改善(無駄な固定費を削減し、浮いた金を投資に回す)し、こころ豊かな年金生活にチャレンジする『エヌ氏のシニア戦略』の話です。

老後2,000万円問題とは?

安心な老後のために年金とは別に「2,000万円」が必要という話。
金額の根拠となったのは、総務省が出している家計調査報告(2017年)で、これによると、現在60歳以上の夫婦(夫65歳以上、妻60歳以上)の高齢無職世帯では、1カ月の平均収入は年金を中心に約21万円、支出は約26.5万円。公的年金だけでは、毎月5万5,000円の赤字となる。統計から日本人の4人に1人は95歳まで生きるという長寿社会なので、年金支給開始年齢である65歳から30年生きると仮定すると、5万5,000円×12カ月×30年=約2,000万円足りなくなるという計算。

この2,000万円という数字は、衣食住の基本生活を送る上で必要なお金で、かつ、持ち家を前提としている(住居費は含まれていない)。加えて、高齢になると病気やケガなどで入院したり介護になったりするケースが増えますが、医療費も含まれていない。

安心安全を考えると、プラスで500〜1000万円程度は準備したいところで、つまり、老後資金として準備しておきたい金額の目安としては、2,500〜3,000万円程度と言われている。

こういう話が独り歩きして、「何処にそんな貯金があるの?」と、問題になった。

シニア戦略の基本方針は、「増やす挑戦」より『減らさない仕組み』

マネー戦略の基本は、「稼ぐ」「貯める」「増やす」「守る」と言われています。

名著『バビロンの大富豪』に登場する少年であれば、時間を味方としながら王道のマネー戦略を歩けると思いますが、シニアにとっては「稼ぐ」時間が限られています。

ここで焦って老いらくの投資(退職金などのまとまった老後資金を、FXや不動産投資(投機?)に注ぎ込み、元も子も失ってしまう)」の道に迷い込むと、『失敗の王道』を歩むことになります。

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失敗を取り返す時間がないシニアの基本戦略は、手元の資金を大きく増やす戦略ではなく、手元の資金をより安全に最有効化し、減らさない事を基本戦略とし、エヌ氏は取り組むことにしました。

ビジネスシーンで、強大な相手に勝つのが難しいと判断した場合、相手に勝つ戦略ではなく、負けない戦略を立てて生き延びるという事です。

戦略その1 支出を21万円以内にする

年金生活の収入が21万円、支出が26.5万円で、その差額▲5.5万円が問題の本質なので、老夫婦2人の支出が21万円以下にならないかにチャレンジする。

その際の前提として、電気を小まめに消したり、安い食材を時間を使って買い求める等の倹約手法は、採用しません

その理由は、倹約は「我慢」を要求するからです。我慢をした状態では、「楽しく豊かなシニアライフ」を続けられません。

エヌ氏によれば、禁煙が難しいのは、タバコを吸いたいという気持ちを我慢するから。
人間は「欲望」を我慢できるほど強くはないそうで、タバコを止める方法は、タバコを嫌いになることだそうです。
人間は「嫌なこと」を継続できるほど強くはないとのこと。

支出が21万円になるように我慢するのではなく、21万円以下になるようにチャレンジします。

エヌ氏の具体的な戦術は、別記事で紹介しますので、是非、一読ください。

戦略その2 インフレによる目減りを止める

今の銀行預金の利率は、普通預金で0.001%定期預金で0.002%くらいです。

2,000万円を預けても、普通預金で年利で200円。定期預金で年利400円です。ATMの手数料一回分に足りるか足りないか。。。

昔と言っても少し前、エヌ氏の親の世代は全く事情が違い、1975年の定期預金の利率は年8.00%1985年の定期の利率は5.75%で、貰った退職金を定期預金にしておけば元本保証で年間200万円近くの利息を受け取れ、年金と合わせて悠々自適な老後を送ることができました。

現時点で政府は緩やかなインフレを目指していますので、預金には自然に減少していくリスクがあります。手元資金を、より安全に最有効化するという基本戦略としては、政府が目指すインフレ率を上回る金融戦略が必要とされます。

戦略数値の落としどころとして、政府のインフレ目標以上で、昔の定期預金の利率付近を確保できれば良しとするのが、エヌ氏の基本戦略です。

エヌ氏の具体的な戦術は、別記事で紹介しますので、是非、一読ください。

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戦略その3 年金+α 何歳になっても楽しく稼ぎ続ける仕組みを作る

年金の先行きに多少の不安があるとしても、年金を基本とするのがシニアにとっての基本戦略となります。

上記の2つの戦略により、マネー戦略の「貯める」「増やす」「守る」は対応できる可能性が出てきましたが、「稼ぐ」については年齢・体力的な限界からハードルが高いと思われるシニアが多いかもしれません。

エヌ氏のシニア戦略では、このハードルを何とか超えようと、働きたい時に、働きたい環境で、苦にならない仕事をして、稼ぎ続ける仕組みつくりにチャレンジします。

エヌ氏によれば、不労所得があって働く必要のない富裕層でも、ボーとしている人は皆無で、皆さん何らかの仕事を楽しくやっているそうです。

老後に、夫婦2人が自宅で四六時中、顔を突き合わせていては熟年離婚リスクが高まるそうで、適度に双方が外出するのが円満の秘訣らしく、楽しく稼ぐ仕組みは重要です。

エヌ氏の戦略数値として、毎月10万円、年間120万円くらいを事業所得として「稼ぐ」ことを基本戦略としています。

エヌ氏の具体的な戦術は、別記事で紹介しますので、是非、一読ください。


今回は以上です。最後まで見てくれた方、ありがとうございます。
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