節約から投資へ インフレによる目減りを止める エヌ氏のシニア戦略2

投資
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テレビ番組で、旧家に眠っている「開かずの金庫を開ける」という人気番組があります。

「鍵開け師」と言われる達人が、結構苦労しながら古い金庫に挑戦し、ようやく金庫が開いた時の「達成感」と、中に眠っていた「お宝」が期待したほど価値が無いと分かった時の「失望感」が、ちょうど良いくらいの後味となり、「次に期待。。。」という流れで番組が終わります。

特に眠っていた「お宝」が「現金」の場合、例えば昔の1万円今の1万円に比べて価値が高かった(大卒初任給が2万円だった時代なら、当時の1万円今の10万円?)だけに、眠っている間にインフレにより価値が目減りしてしまったのが「残念」という気持ちになります。

大切な退職金などの資産を、普通預金で銀行に寝かせておくのは、「開かずの金庫」に入れておくようなものです。
大幅に増やすのは難しいとして、せめて価値を減らさないようにしたいと思われるシニアの方へ、エヌ氏のシニア戦略2「インフレによる目減りを止める」です。

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インフレは確実に進行する

安倍政権になった2012年以降、政府は約2%インフレを目標としています。
エヌ氏が現役当時、会社の事業計画を立てる際には、年間経費に関して、約3%の上昇を見込んで計画を立てていました。

経済の発展と共に、インフレは確実に進行していくものとして、計画を立て、備えるのはビジネスの常識です。

昔と言っても45年前(1975年)は、定期預金の金利は年8.00%あり、35年前(1985年)は、5.75%ありました。

この頃は、虎の子の退職金を定期預金にして、「年金+金利」で不自由なく暮らして行けた事から、『有名大学に入り、大会社のサラリーマンになり、出世すれば良し、出世しなくとも無事に勤め上げて、マイホームと退職金と孫に囲まれて豊かな老後』というライフプランが成り立ちました。しかも当時は「銀行も潰れる」という現在の常識が希薄で、銀行に預けてあれば「元本保証」が当たり前でした。

しかし今は、メガバンクの普通預金の金利は0.001%定期預金の金利は0.002%位で、2000万円を預けても普通預金で金利が200円、定期預金で金利が400円です。
インフレ率を考える「開かずの金庫」に眠らせておくのと同じようなものと言えます(加えて、利息には税金が20%掛かりますので、まさに「泣きっ面にハチ」です)。

現役を退いて冥界に行くまで30年近くあったとしたら、今の2000万円30年後の価値で幾らになっているのか?

エヌ氏の『シニア戦略2 インフレによる目減りを止める』意義は大きいと言えます。

増やせとは言わないが、減らさない方法は?

資産を増やしたいという人に対して、エヌ氏に語る戦略案は無いそうなので、他を当たって頂くとして、資産を目減りさせたくないという人は、一体、幾らくらいを戦略目標として設定するかが重要との事です。

最近は「100年に一度という事態」が何回も起きるので、将来の事は一層分かりませんが、インフレ率を仮に2~3%と仮定すると、出来れば4~5%くらいの割合で資産が増えていけば、目減りは止められそうです。

では、どうすれば4~5%の割合で資産を増やせるのか?

債権はまだしも、株は怖いし、不動産投資も怖い話を聞くし。。。投資案件に素人が手を出して碌なことはない。。。その通りです

投資に積極的に関わってこなかったシニアが、退職金などのまとまった資金を元手に投資に手を出すのは、「失敗の王道」と言われていますので、注意が必要です。

投資の基本は、自分ではなく、お金に働いてもらう事ですので、お金が働いてくれるような仕組みを見つける事が出来るかどうかが成否の要と言えます。
しかも、お金が働いた成果を、中間搾取されることなく上納してくれる事がベストです。

エヌ氏によれば、ビジネス戦士(?)として戦ってきたシニアの皆さんにとって、お金を働かせることは、仕組みさえ理解すれば難しいことではないとの事。

何故なら、今まで色んなタイプの部下を、苦労しながら取り扱ってきたシニアの皆さんにとってみれば、人をマネジメントする苦労に比べれば、「文句」を言わないお金をマネジメントするのは容易な筈だからです。
お金はワガママな部下と違い、一切の文句を言わず、残業どころか24時間働いてくれる「スーパー取り扱い易い、頼もしい部下」と言えるからです。

この部下の取り扱いで気を付ける点は、「適材適所で働いてもらう」事です。

定期預金や国債に比べて、検討に値する投資信託

投資の初級者が、頼りにできる部下(?)は、「長期・積立・分散」投資がキーワードとなる『インデックス投資信託』が一択と、エヌ氏は言います。

投資信託がどういうものかは、専門家が分かりやすく説明してくれています。
エヌ氏のお勧めは、山崎元氏・大橋弘祐氏の『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』です。


インデックス投資信託は、もちろん元本保証ではありません。
投資ですので、リスクは伴いますが、長期で考えると年利で5%前後のリターンが期待できる商品です。まっとうなリスクと言えます。
しかも、「あそこが痛いとか、休みが欲しいとか、何とか、ややこしい事」は一切言わず、黙々と働いてくれる頼りになる部下です。

繰り返しになりますが、気を付けるのは「適材適所」という点です。

期待リターンが年利で5%前後なので、出来る限り中間搾取をされないようにする必要があり、手数料や税金に敏感になる必要があります。

手数料という観点では、いわゆる窓口での対面手続きは避けて通った方が無難です。
また、投資信託の信託手数料も、同じインデックス投資信託なら、なるべく安いものを選択するのがマストです。

手数料に関しては、いわゆる『相場』を知り、銘柄を考慮しながら悔いのない選択をしてください。

証券会社の『適材適所』としては、山崎元氏が2択で、「楽天証券」と「SBI証券」ネット証券を薦めています。
ちなみに、エヌ氏は両方に口座を開設しているそうです。そのメリットは、別途、エヌ氏に語って貰う予定です。

税金という観点では、利益に対して約20%の税金が掛かりますが、積立NISAを活用すれば20年間は非課税となるので、NISAを使っていないのであれば活用を検討されては如何でしょうか?

シニアが積立NISAを使って意味があるのか?という声もあるかと思いますが、エヌ氏によれば「人生90年と考えれば、例え10年しか活用しなくても絶対に、絶対に意義あり!」との事です。

節約から投資資金を捻出する

エヌ氏によれば、現在の資産を3つのカテゴリーに分けるのが第一ステップとの事です。

3つのカテゴリーとは、直ぐに使える状態の現金資産と、直ぐには使わないが安全に貯めておく資産と、少しでも増やす為に投資に向ける資産です。

ご家庭により、どのカテゴリーにどれ位の資産を振り分けるかは違いますが、ここで間違ってはいけないのは、そもそもの目的が「インフレによる目減りを止める」という事です。初心者が欲をかいてはいけません。

直ぐに使える状態の現金資産、いわゆる「生活防衛資金」として、半年から1年の生活費を普通預金の口座に置いておきます。尚、普通預金と言っても、金利が少しでも高い銀行を選択するのは当然ですエヌ氏が「楽天銀行」を使う理由。

直ぐに使わないが安全に貯めておく資産については、山崎元氏がお勧めする『変動金利型10年満期』国債は、検討の価値ありです。

少しでも増やす為に投資に向ける資産は、リスクを考えて、余剰資金で運用するのがベストです。その意味から、「貯蓄」から「投資」へ振り替えるのではなく、「節約」を通して浮いた生活費を充てる、『節約から投資へ』の意味が此処にあります。

エヌ氏は明るい「節約」により、それまでの生活費から「約6万円」を浮かし、この全額を投資に充てているそうです。

先ほどから話題にしている積立NISAは、1年で40万円の投資が上限ですので、夫婦2人で年間80万円の投資枠に対して、節約により浮いた72万円(6万円x12か月)を充て、足りない8万円分のみを貯蓄から振り替えているので、気楽に投資できていと話していました。

尚、これら3つのカテゴリー資産管理は、手元で一目で内容確認ができるフリーの家計簿ソフト MoneyForwardME が、お勧めです!

最終的には自分の判断で、後悔しない選択を!

『シニア戦略2 インフレによる目減りを止める』として、現在の資産を3つに分けて対応することをエヌ氏に語って貰いました。
全体の中で、夫々の資産が占める比率を検討し、インフレに負けない目減りしない割合を導き出すように検討してみて下さい。

インデックス投資期待利回り、3つの資産の割合にも拠りますが、シニア戦略2だけでは、完全に目減りを止められるかどうかは、誰も保証は出来ません未来のことは誰にも分からないので。。。
そこで、少しでも収入として年金の足しになるようにと、『シニア戦略3 年金+α 何歳になっても楽しく稼ぎ続ける仕組み』がエヌ氏にとって、近々の課題と言うことです。

人間は永遠に生きる訳ではないので、「年金による収入」と、「生活費を中心とした支出」と、「死ぬまで持っていたい資産」を天秤に掛けて、夫々の割合を変更しながら、最後は「0」に近づけるのがエヌ氏にとって望ましい着地点だそうです。

夫々の人生、それぞれの目標、それぞれの着地点があります。
最終的には自分の判断で選択し、後悔のないシニアライフを送りたいものです。

今回は以上です。最後まで見てくれた方、ありがとうございます。
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