ポイント投資で習うより慣れろ!
老後から始める株や債券への投資は、『失敗の王道』と言われています。
まとまったお金(退職金 他)を受け取って、銀行に預けてあり、資金は豊富。
老後の年金生活を少しでも豊かにする為に、安全に、少しでも増やしたい。
資金があり、投資意欲が旺盛で、投資に関する経験・知識が少ない。。。『失敗の王道』と言われる意味は理解できます。
そんな投資業界の『新入社員』にお勧めなのが、『ポイント投資』です。

年金の受取り開始まで、少し時間がある。
銀行に預けても、定期預金の利率は年利0.002%位で、3000万円預けても利息は年間600円です(更に税金が引かれます。1回分のATM手数料として足りるか足りないか?)。
10年国債でも魅力は。。。インフレを考えると、目減り感に恐怖すら覚えます。
何とか増やせないまでも、『虎の子』を減らさない方法はないものか?
こんな彷徨える子羊たちを、世の中の狼達が見逃すはずがありません。ハッキリ言って、『鴨ネギ』です。
では、どうすれば良いのか?
ビジネスの経験豊富なシニアの皆さん、職場に新人が配属された時のことを思い出してください。
新人に、いきなり大きな顧客や仕事を任せるのは、会社・組織にとって非常に危険な上に、大切な新人を潰してしまう可能性大です。
普通は、面倒見の良い先輩社員に付けて、小さな仕事を少しずつ任せ、経験と自信をつけるように育てていくのはないでしょうか?
いきなり千尋の谷に突き落として、「這い上がってきた奴だけを育てる」なんて事をしたり、一から十まで指示して、ロボットの様に手足として使うという事もしないと思います。新人は上司・先輩を見習いながら、自分で経験を積み、失敗しながら成長していくものです。
ビジネス経験豊富なシニアの皆さん、自分たちは金融界の『新入社員』だという自覚を持てば、失敗を避ける方法も思い浮かびますよね?
金融機関の窓口に近づかない
『失敗の王道』に踏み込まない第一歩は、銀行を始めとした金融機関の窓口に近づかない事です。窓口には魅力的な「手数料ハンター」が陣取っていて、手数料が高い商品、手数料が何度も発生する商品を勧めてきます。
ビジネス戦士の皆さん、自分が逆の立場だったら、出来るだけ短時間に、出来るだけ利益の大きな(=手数料の高い)商品を売ろうとしますよね。営業は売上と粗利を上げる事を会社から要求されます。仕事なんです。
でも、銀行に行かないと諸手続きが。。。と思われるシニアの皆さん、ネットバンクに挑戦して下さい。メチャクチャ簡単で、メチャクチャ楽です。
ポイント投資で経験を積む
一口にポイント投資と言っても、2種類あります。
1)楽天ポイントを使って、投資を疑似体験する『ポイント運用』
2)楽天ポイントやTポイントを、お金として実際に投資する『ポイント投資』
先ずは、1)の疑似体験をしてみましょう。
楽天市場で商品を購入したり、楽天カードでカード決済した金額の1%が楽天ポイントとして付与されます(いろんなキャンペーンがあり、上手く活用すると、同じ商品購入額でも、ポイントを十数%も付けることができて、結構おもしろい)。
私は、この楽天ポイントの使い方として、以前は「お金を出してまで欲しくはないが、少し気になる商品」の購入に充てていました。でも、そんなに気になる商品もないし、特に買いたい商品も無いし、、、という事で楽天ポイントの獲得・収集に熱心ではありませんでしたが、今はこのポイントを『ポイント運用』して投資を疑似体験しています。
運用は「アクティブコース(株式重視型)」と「バランスコース(債権重視型)」の2種類で、どちらかを選んでポイントを運用します。
値動きは実際の市場情報にリンクしている様で、結構リアルです。
普通の投資では、利益の約20%が税金として徴収されますが、ポイントはお金ではないので、この税金が掛かりません。
しかし、実際には楽天経済圏(楽天市場や、その他、楽天が運営するサービス)で、お金として使えるので嬉しいサービスです。
投資ですので、リスクとリターンは当然で、預けたポイントが減ることもあります(直近ではコロナショックで大幅減)。とは言え、お金ではないので気は楽です。
疑似体験としてのポイント運用は『RakutenPointClub』のアプリをダウンロードして、相場の上下によるリスクとリターンを味わってみて下さい。
ネット証券で口座開設
楽天ポイントやTポイントを、お金として実際に投資する『ポイント投資』は、投資への実質的な第一歩です。
楽天が『ポイント運用』という様なメリットを提供するのは、『ポイント投資』へ誘う戦術です。市場の値動きの怖さも少し味わって、実際の株式・債券投資を味わってみましょう。
『ポイント運用』との違いは、実際に自分の『証券口座』を開いて、実際の株や投資信託や債券の銘柄に『ポイント』を投資する事です。
証券口座を開くというところが、一つのハードルになりますが、『ポイント運用』の経験と、お金ではなく『ポイント』という2点で心理的ハードルを下げようという戦術です。
楽天ポイントは、楽天証券、TポイントはSBI証券で証券口座を開設してみましょう。
両社ともネット証券会社で、実店舗をもっていないのでサービス料が格安です。
証券会社の戸口は広まり、証券口座を保有するのが普通になりました。
昔は『資産家』の象徴であった『証券口座』が、誰でも気軽にスマホから開設できる。。。便利な世の中になりました。
失敗しても後悔しない範囲で、投資経験を積もう
証券口座を開設し、『ポイント』を使って、興味がある株や投資信託や債券を購入します。Tポイントであれば100ポイント(=100円)から購入できます。
いきなり大きな額をつぎ込むのは止めて、株、投資信託、ETF、NISA、iDeCoなどを勉強しながら経験を積んでいきましょう。
入社時は右も左も分からない新入社員も、半年から1年ほどすると一人前な顔をして仕事をしています。シニアの投資業界『新入社員』も、半年ほどで初級を卒業できると思います。
開設した証券口座も、家計簿ソフトで口座連携して値動きを管理すれば、投資をより身近に感じることができますので、お試しを!
今回は以上です。最後まで見てくれた方、ありがとうございます。
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