投資か負債か? 家庭用太陽光発電の活かし方 前半 シニアライフ

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家庭用太陽光発電 投資か? 負債か?

太陽光発電には、業務用家庭用があり、設置費用や売電の内容が違います。
今回はエヌ氏が導入した家庭用の太陽光発電にまつわる話。

エヌ氏が「投資」と思って導入した太陽光発電システムですが、『卒FIT』という言葉が世間を騒がせていることを機会に、今更ですが、太陽光発電システムを勉強しなおしてみると、「『負債』ではないか?」「やってしまったかも?」という疑念が湧いてきました。

これから太陽光発電を導入しようと考えている人には、『投資』にする為の「注意点」を、既に太陽光発電を導入してしまった人には、『負債』を減らして少しでもプラスに近づける「手法」について、エヌ氏に語って貰います。

複数社見積りが当たり前

エヌ氏は、10年ほど前に家庭用太陽光発電システムの導入を、ハウスメーカーから勧められた事がありましたが、当時はソーラーパネルの価格も高く(太陽光発電システム全体で新車の中型セダンくらい)、時期尚早と設置を見送った事がありました。

3年前に屋根のメンテナンス時期(屋根材の点検と再塗装)となり、足場を組む事になりましたが、そのタイミングで太陽光発電システムの設置提案が、再びハウスメーカーからありました。

それまでも訪問販売でソーラーパネルの売り込みはありましたが、一般論として、「訪問販売は営業効率が悪い」⇒「粗利率が高くないと営業継続できない」⇒「相場より売価設定が高くて当然」⇒という事で、具体的な縁がありませんでした。
しかし、自宅を建ててもらってから付き合いの長い大手ハウスメーカーからの提案ということ、足場を組む費用が別途発生しないということ、ソーラーパネルの価格も安くなった(太陽光発電システム全体で新車の小型車くらい)ことで、話がトントン拍子で進みました。

ハウスメーカーから、パネルメーカー2社の見積りが提出され、エヌ氏は条件の良い方で決めましたが、今から思うと、エヌ氏の反省点は、ハウスメーカー以外から見積もりを取らなかったことです。
訪問販売ではなく、信頼しているハウスメーカーから購入したのは良いのですが、結局はハウスメーカーの1社見積であり、複数社から見積りを取らなかったのは、反省です。

太陽光発電 3つの部品

太陽光発電システムは、簡単に言うと3つの部品から構成されています。

①ソーラーパネル⇒屋根の上に載っているパネルです。
②パワコン⇒一般的に屋内に設置してあるエアコンの様な形をした機械。
③蓄電池⇒屋外に設置してある、給湯器のような形をした機械。

③の蓄電池は、設置していない家庭もあります(エヌ氏は、このタイプ)。
蓄電池の価格は未だ高く新車中型セダンくらい)、時間と共に性能の良い蓄電池が発売されるのでは?という期待から、エヌ氏は購入を先送りしています。

太陽光発電 完全体
①から③の構成で、ソーラーパネルで発電した直流の電気を、パワコンで直流から交流(電力会社から送電される形式)に変換して昼間の家庭で使う使いきれない電気は蓄電池に貯めて置き、夜間に家庭で使うという自給自足の完全体足りない時のみ買電する。

太陽光発電 成長過程
①と②の構成で、ソーラーパネルで発電した直流の電気を、パワコンで直流から交流(電力会社から送電される形式)に変換して昼間の家庭で使う使いきれない電気は電力会社に売電し、夜間に家庭で使う電気は電力会社から購入。

ソーラーパネルの発電量 5つの要素

太陽光発電の発電量は、5つの要素が関連します。

①パネルの発電容量と数
エヌ氏の場合、23枚のパネルを屋根に乗せています。1枚のパネルの発電容量は270ワット。出力総数は、23枚x270ワット=6210ワット=6.21キロワットとなります。

②パネルの向き
パネルは南向きがベストで、東や西向きに置くと、南向きに比べて85%の出力になると換算するのが一般的とのこと。

③地域
日本は北から南まで細長いので、地域によって平均の発電量が変わってきます。
北海道や沖縄より、中部圏の方が発電量が多いというデータがあり、地球の丸みと太陽の角度からパネルの設置角度が重要で、地域ごとにベストの設置角度があるようです。

④気温
ソーラーパネルは電化製品です。
電化製品には、適正なパフォーマンスを出す、適正な温度があり、暑すぎてもダメ、寒すぎてもダメです。この意味からも、中部圏の環境が良いのかもしれません

⑤天気
太陽光の照射量と照射時間が多いほど良く、雨天より曇天、曇天より快晴の日数が重要です。中部圏でも、日本海側より太平洋側の方が好環境となります。

太陽光発電は投資? 導入コストの目安と注意点

エヌ氏のように、既に太陽光発電を購入・設置した人は別として、これから購入しようとする人は、『投資』とするための注意点があります(『投資』と言うからには、掛けた費用に対して、少なくとも年利数%の利益を得たいというのが本音です)。

①導入コストを極限まで抑える
投資にリスクは伴なうとは言え、掛けた費用を上回る収入を得て、損益分岐点を上回る為には、当然の事ですが、導入コストを最小にする事が最重要です。

掛ける費用は4つの要素になります
1)ソーラーパネル費用
2)パワコン費用
3)工事費用
4)工事用の足場組立・撤去費用

消費税別で、一般的な費用の目安として、発電量の1KW当たりで25万円~30万円くらいが、導入コストの相場と言われているようです。

エヌ氏の場合は、足場代が「0円」ということもあり、1KW当たり25.6万円でした。
一応、相場のレベルに入っていますが、発電容量を欲張って東と西向きにもソーラーパネルを取り付けたのが反省点です。

東向きと西向きのパネルは出力が85%に落ちますので、再計算すると実質、5.72KW相当となり、導入コストは1KW当たりで27.8万円で、決して安くはない導入コストになっていました。

太陽光発電は投資? 得られる収入の目安と注意点

太陽光発電により得る収入は、「昼間の自家消費量+売電量」ですが、自家消費量を詳しく調べるのは大変な工数が掛かります。

これも目安として、一般的な計算式があり、エヌ氏の場合は下記の通りです。

6.21KWx1.1x@28円(売電単価)=191,000円(年間収入の目安)

売電量については、電力会社から毎月入金がありますので、無料の家計簿ソフト MoneyForward MEを使用しているエヌ氏は簡単にデータが取れます。
天気や気温により違いはありますが、2018年6月~2019年5月で平均14,000円/月。
2019年6月~2020年5月で平均16,700円/月。1年で平均184,200円となります。

自家消費量を考えて、年間収入の目安191,000円というのは、妥当な線と思います。

机上の計算ですが、「導入コスト」を「年間収入の目安」で割ると、約8.35年損益分岐を超え、それ以降は故障しなければ「儲け」ということになりますので、『投資』として成り立たない話ではない事になります。

注意点として、売電価格は下がり続けていますので、導入時の売電価格(導入から10年間は単価保証=FIT)で再計算し、投資に見合うかどうかを確認してください。
ただし、ソーラーパネルの価格も下がっていますので、プラスマイナスを吟味して下さい。

「太陽光投資の回収は10年が目安」というセールストークに対する「エヌ氏の不都合な仮説」は最後に述べますが、兎にも角にも、導入に際しては、パネルの発電効率を考慮し、複数社から見積りを取り、最小コストで導入するのが最重要です。

後半へ続く。。。

今回は以上です。最後まで見てくれた方、ありがとうございます。
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